nginxをソースコードからインストールする
以前の記事でもソースコードからインストールする方法を書いたけど、別の方法があったから、改めて書きます。
ソースコードからインストールする場合、いろんなところにインストールされてて、削除が難しいとか、起動スクリプトを書くのが面倒だったりするのであまり気が進まなかったのですが、nginxはわりと分かりやすい構成だったので楽でした。
また、モジュールの組み込むためにリビルドしなくてはいけかったり、バージョンアップの速度がかなり速いため(1.2.6/1.3.11が公開されてる時点で公開されているRPMのバージョンは1.0.15)、nginxを扱うならソースコードからインストールできることは必須ともいえるでしょう。
環境
- CentOS 6.2
インストール手順
- 必要なパッケージのインストール
yum install pcre-devel
- ソースコードの取得・ビルド・インストール
cd /usr/local/src git clone https://github.com/nginx/nginx.git cd nginx ./configure --user=nobody --group=nobody --with-http_ssl_module --with-http_realip_module --with-http_stub_status_module make | make install
- 起動スクリプトの作成
サンプルがwikiに公開されているので、これを /etc/init.d/nginx で保存する。
http://wiki.nginx.org/InitScripts
保存したら実行権限を付与し、次の箇所を修正する。nginx="/usr/sbin/nginx" NGINX_CONF_FILE="/etc/nginx/nginx.conf"
ビルド時にprefixの指定をしていないのなら、/usr/local/nginx にインストールされているので、次のようになる。nginx="/usr/local/nginx/sbin/nginx" NGINX_CONF_FILE="/usr/local/nginx/conf/nginx.conf"
この方法でインストールされるnginxはmasterブランチで、これを書いてる時点だと開発版の1.3.11です。安定版の1.2.xが欲しい場合はブランチを切り替えてインストールすれば良いす。